知らない人も多い。
かつおの出汁でとったスープにうどんと野菜を入れて、しょうがやもみじおろしの薬味で食す関西の鍋料理である。
美々卯(みみう)にはもう何度いったか知れない。
ここの出す凍結酒(シャーベット状のお酒)とこの鍋とがまたたまらなく相性がいい。
持論だが、うどんすき(美々卯のうどんすき)は決して冬の料理ではなく、真夏の料理である。
ガンガン利いたクーラーの中で煮えたぎる鍋をつつきながら冷えた凍結酒をあおり汗を抑える。
この店の鍋はへりが滑らかになっている。
うどんをとるときにこのへりに滑らせて自分のお椀にもっていくのである。
そうせずにうどんを持ちあげてしまうと箸からすべり落ちたうどんで煮えたぎった熱い汁が飛び跳ねて危険だからである。
だから美々卯にいくと目の前の連れが経験者可そうでないかがすぐ判別できる。
初心者は100%うどんを持ち上げるからである。
得意げに教えてあげると皆関心するが、これもうどんすきの一興である。
それから生きエビ。車エビが生きたままでてくる。
これをトングを使って鍋に入れるという殺生を行う味わい方なののだが当然エビが暴れるので、汁が飛び散る危険性があるのだ。
初心者はどこをつかんでいいかわからないから必ず失敗する。
経験者は頭をつかんで頭から汁に突っ込むのである。
まあ一度ご来店あれ。
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