たまらなくいい町だ。
南口を降りて右に折れ更に右にいくと有名な「戎(えびす)」がある。
この小路に4か所も戎が点在しているので通称戎通り。
通行の妨げにならないようにうまく道路に椅子とテーブルが並べてあり、ここで一杯。
この通りは私有地らしく地主が玩として立ち退きしないので、いわゆる駅前開発がなされない。
この戎を中心とした一帯には小さな店がたくさん軒を並べており一種の西荻文化を形成している。
開発されるとこの西荻文化が消滅する。
が故に地主は立ち退かないとのことである。見事だ。ありがとうといいたい。
以前、戎で飲んでいたら有名芸能人がここを通りながら、「ここって映画のセットみたい」って言っていた。
もう慣れっこになっているが確かに改めてみると三丁目の夕日的な古い昭和の映画セットさながらの雰囲気がある。
とにかく戎は安い。とにかく安いのだ。そして一人のお客をとても大切にする。
なので一人の常連客がものすごく多い。
それこそ毎日ここに通っている人は大勢いると思う。
一方北口にも戎がある。文字通り北口店。ここも連日満員であ、一人客の多いこと多いこと。
西荻窪は戎でもっていると言っても決して過言ではない。
そしてそれに連なってディープな店が軒をつらねている。
おしゃれな店には若者がしっかり入っているし、これまたリースナブルな値段なのである。
とにかく今は南口戎通りの地主さんに頑張ってもらうしかない。
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