蕎麦を「たぐる」という。
ぴったりの表現である。
例えば浅草の「並木藪蕎麦」。
まずビールと一緒にせいろを二枚。盛られた蕎麦の頂上からたぐっていかないと、麺が
からんでしまい、必要以上の蕎麦をたぐってしまうことになる。
からんでしまい、必要以上の蕎麦をたぐってしまうことになる。
あっという間になくなる。
足りないならそれからにしんそばを注文すればよい。
ただし私はほとんどせいろ二枚で終わる。
なぜならその前にかならず一食済ませているからだ。
食べすぎである。深夜の銀座で占める蕎麦は「池谷」だろう。
本格的な手打ちそばを食わせる店だ。
田舎蕎麦んなどの迫力はさすがである。
「きこ打ち」なんか食べるときなどは話しかけてほしくないほどに蕎麦に向き合いたい。
神楽坂の「志な乃」。田舎蕎麦系であり安定感のある蕎麦を食わせる。
ビールを頼むと揚げた蕎麦がつまみにでてくるのでまず一杯。
そうこうしているとけんちん汁が届くので今度はこれで体を温める。
そしてザル蕎麦をゆっくりと時間をかけていただく。
これでもうフルコースのランチに匹敵する。
もう20年近く通っている蕎麦の名店である。
子供が幼稚園のころ食べさせたら「麺が固くておいしい」と言う言い方をしたのを思い出す。
子供の舌に合う蕎麦とは・・・・と恐れ入ったのを思い出す。
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